ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が2打席連続のウエルカム弾で、チームの連敗を止めた。

3回の7号ソロは完璧な確信弾。バットを軽やかに手から離し、走り始めた。「失投を見逃さない気持ちでいます。それがうまくできたのかな」とほほ笑んだ。

朝から笑顔が絶えなかった。同じキューバ出身のエチェバリアが合流した。知り合って10年少々、米マイアミの自宅は「車で3分くらい」というご近所さん。オフも同じコーチの下で一緒に練習している。「彼が来てくれて、とてもうれしいです」。前夜は逆転負けに沈んだチームに、新たな活気をもたらした。

日本球界の先輩として、友へのアドバイスがある。「アジャストするのが一番大事だと思う」。19年途中に入団。環境に徐々に対応し、去年は25発を放った。時にチームリーダーの役割も担った。新たに複数年契約を結び、ロッテに戻ってきた。「プレーしたい気持ちはありました。結局は、チームが選んでくれた。僕が今までやってきたことを認めてくれたのかなと思います。それはとてもうれしいことです」。全日程の1割ほどで12球団トップの7本塁打。まだまだ笑う。【金子真仁】

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