武蔵大の山内大輔投手(4年=東海大菅生)が開幕戦で好投した。8回を被安打5の無死四球、1失点で102球だった。投手戦の末に黒星スタートとなったが「今までで1番のピッチングでした。調子が悪い中でも試合を作れましたが、詰めが甘いという課題が出てしまった」と振り返った。

オープン戦では変化球の制球に苦しんでおり、調子はあまりよくなかった。しかし開幕投手として任され「今日は調子が悪いということは忘れて、気持ちでいきました」と明かした。

筑波大の今秋ドラフト1位候補左腕、佐藤隼輔投手(4年=仙台)との投げ合いで、投手戦に持ち込んだ。「相手(の先発)が佐藤投手というのは分かっていたので、点は取れないと思っていた。無失点にこだわって投げていました」と明かした。

しかし7回2死三塁から適時打を許し、1失点。同学年の佐藤とは2年時にも投げ合っており、その際は山内が勝利していた。「同い年の選手には、負けたくない。気合は入っていました」と悔しそうな表情だった。