今季から采配を振る法大・加藤重雄新監督(64)には苦しいスタートになってしまった。開幕から2カードを消化して1勝2敗1分け。

この日はドラフト候補にも挙がる山下輝投手(4年=木更津総合)が最速149キロをマークして7回を2失点に抑えたが、打線の援護なく黒星を喫した。打てないだけでなく、右翼に飛んだ打球を太陽に入れて見失う守りが2度(記録は二塁打と三塁打)あり、これが3点目の失点につながっていた。

加藤監督は「ウチのグラウンドも神宮を想定してつくられている。それが2つも出る。反省の大きな材料です。お恥ずかしい限り」と話した。第2週を終えての成績については「もっと打てると思った。泥くさく奪い取るような攻撃をしないと」。4試合で6得点の打撃陣に奮起を求めていた。