阪神の新外国人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)が20日、鳴尾浜の2軍に合流し初めてチームでの練習を行った。

練習前のミーティングでチームメートに日本語で「オハヨウゴザイマス。ワタシハ、ロハスデス」とあいさつすると、同じくこの日から合流したラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)とウオーミングアップし、キャッチボールを行った。

昨年韓国で47本塁打、135打点の2冠でMVPの両打ちスラッガーはフリー打撃では左打席で7スイングし安打性2本、右打席で16スイングし安打性11本、最後のスイングで左へ柵越えを放った。「今日は打撃練習中に本塁打とは気づかなかった。打撃練習では本塁打を打つ練習をするわけではないので、自分のスイングで自分の野球ができるように練習をしている。自分の中で右翼、中堅、左翼にしっかりライナー性の打球を打つことをテーマに今日は練習をしていました」と、冷静だった。

「ベストな状態でいつでも上がれるようにしたい。ケガなくシーズンを終えること。自分が活躍してチームを優勝に導けたらいいなと思います」と、首位を快走する1軍への早期合流に向け、状態をさらに上げていく。