近大が18安打16得点と打線が爆発し、関学大に圧勝した。

3番片岡大和内野手(4年)、4番柴野琉生外野手(2年)、6番森田貴内野手(4年)の神戸国際大付(兵庫)出身の3人が、計9安打10打点で打線をけん引した。

4安打4打点の柴野は「(主将の片岡の指示で)気合を入れるために、今朝は6時半に起きて(チームで)バッティング練習をしてきた」と明かした。早朝練習効果の18安打に「昨日は大差(2-8)で負けた。今日は大差で勝とうと話していたから、勝てて良かった」と笑顔。この勝利に、田中秀昌監督(64)も「昨日の倍返しじゃないが、それくらいの点を取れて良かった。昨日は試合から帰って練習したり、今朝も6時45分から練習したり、そういう姿勢が良い結果に出た」と、この試合に向けたチームの思いを高く評価した。

OB阪神佐藤輝の連日の活躍に、田中監督は「1年目で天下のタイガースの4番を打たせてもらって、結果も出して、たいしたもんだ。選手もテレビ(で試合)は見ているのではないか。(選手に)いい刺激になっている」と後輩への好影響を口にした。

関学大は今季開幕戦(立命大)以来の敗戦となり、連勝(不戦勝を含む)は6で止まった。3回戦は17日に南港中央で無観客で行われる。