佛教大の5季連続リーグ優勝は雨天によるノーゲームでお預けとなった。

先発木村光投手(3年=奈良大付)は、初回に味方の失策で走者を抱え、1死一塁から右翼フェンス直撃の適時三塁打を浴びるなどこの回2失点。2四球に1暴投と試合にスムーズに入れなかった。2回を3人で片付けると、直後に打線が2-2に追いついた。その後、雨脚が強くなってこの回を終えてノーゲームとなった。

田原完行監督(61)は「自然は致し方ないですよね」とぽつり。ただ、先発の木村については「先発投手がしっかりしないといかないね。木村の調子はいつも通りだったが、ゲームプランがうまくいかないところを瞬時に対応する力はまだまだ子供」と厳しく評価した上で、「彼にとってノーゲームはいい経験。次に生かしてほしいね」と期待を寄せた。

佛教大は優勝まであと1勝としている。木村とチームにとって、雨による仕切り直しをプラスにしたいところ。チーム一丸となって6月の全日本大学選手権(神宮、東京ドーム)への扉を開く。【三宅ひとみ】