桜美林大が東海大に連敗し、16年秋以来となる2度目のリーグ優勝は、優勝決定戦に持ち越された。

ここまで防御率1位のエース多間隼介(4年=北海)が先発し、5回2/3を1失点。後を受けた山本雅樹(3年=中越)が3回1/3を無失点も、登板直後に与えた6回の暴投による失点が、最後まで重く響いた。2投手をリードした田島大輔捕手(4年=星槎国際湘南)は「2人とも調子は良かった。(暴投は)自分の実力不足です。去年の春からショートバウンドの練習をしてきたのに」と唇をかんだ。

これで桜美林大、帝京大、東海大の3校が6勝4敗の同勝率で並んだため、優勝決定戦の開催が決定。トーナメント制で、昨秋の成績により帝京大がシードされ、桜美林大は再び東海大と対戦する。

桜美林大にとって、東海大はまさに「天敵」だ。17年春から続く連敗は11に伸び、通算の対戦成績は2勝21敗2分けとなった。津野裕幸監督(50)は「相手うんぬんより、春のリーグ戦全体の戦い方をもう1度見直して臨みたい」と話した。