2軍再調整中の日本ハム中田翔内野手(32)が1日、気持ちも新たに再スタートを切った。降格後の初実戦となるイースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に4番一塁でフル出場。8回に左前打を放って3打数1安打1四球、一塁守備も無難にこなした。打撃不振から栗山英樹監督(60)に登録抹消を直訴し、自分を見つめ直した主砲が再び闘争心に火をともした。

<今季の日本ハム中田>

◆3月26日 楽天との開幕戦で、張本勲に並ぶ球団最長タイの10年連続で開幕4番を務めるも3打数無安打。

◆4月7日 ソフトバンク戦で大田が開幕10戦目にしてチーム今季初本塁打も、中田は3打数無安打で本塁打なし。不振からベンチでバットを折り、右目を腫らすアクシデントも。

◆8日 ソフトバンク戦で今季初のスタメン落ちで欠場。

◆17日 楽天戦で8年ぶり日本球界復帰の田中将から2ランを放ち、開幕67打席目での今季初本塁打となった。

◆24日 オリックス戦で10年ぶりに「7番」で出場し3打数2安打。3回に中田の安打を口火に一挙5得点の猛攻で、チームは今季札幌ドーム初勝利。

◆5月17日 直近5試合は16打数1安打と低迷。19年8月13日以来、約2年ぶりに出場選手登録を抹消。