阪神がソフトバンクに連敗を喫し、今季初めて2カード連続の負け越しとなった。4月27、28日中日戦(バンテリンドーム)以来の連敗。

この日はガンケルが先発予定だったが、喉の痛みなどを訴え、新型コロナウイルスの検査で「陰性」と判定されたが、念のため先発を回避。急きょ西純が先発し、3回3失点だった。

 

阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

-ガンケルが体調不良で先発を回避する予定外のスタート。穴を埋める西純の先発は

若いピッチャーなので、どんどん攻めていくところを見たかった。うまくしようと、そういうふうになってしまったのが見えた。

-西純は頑張りも

もっと春先のキャンプやオープン戦はもっといいボールを見られていた。もっともっとパフォーマンスを上げて、こっちがもっと使いたくなるような投球をこれから見せてもらいたい。

-大変な状況での登板だったが、もう少し攻めの姿勢がみたかった

もちろん、年間やるなかで調子っていうか、波はあるけど。急遽の先発やったし、難しさはもちろんあるにしても、これからの選手なんでね。この2回の登板でいろいろ分かったことがあると思う。いったん抹消するけど、若々しいというか、そういうところもまた見てみたいなっていう感じやったかな。

-斎藤や及川はミスもあったが、投球自体の流れはよかった

うん、まあそうやね。だから、純矢(西純)と一緒で経験がまだまだ浅いっていうところでは、いけば課題も出るし。課題があって当たり前やと思うんで。そういうところはクリアしていきながら。いいところはあるんでね。いいところもどんどんやっぱり生かしながら。課題っていうのをやっていければ、面白い存在になっていく能力はもっていると思うんで。すぐにってことじゃないかもしれないけど、成長していってほしいピッチャーなんで、いいとこはあったと思う。

-ソフトバンク和田はさすがの投球。阪神の若いピッチャーは勉強にもなる

こちらがそういう流れをつくってしまった。若いピッチャーが投げているからこそ打線が援護して、やっていくチームになっていかないと、相手ピッチャーが良かったからというだけでは済まされない。

-原口の三塁打が空気を変えた

若いピッチャーが投げて、苦しい展開だからこそ打線が早い回に援護して逆にムード盛り上げて、投げさせるってところもそうだし、エラーもそうだし。あそこまで離される前に、そういうことをやっていけるチームになっていかなあかんと思う。原口は原口で1つの打席で影響与えてくれる、そういう存在なので。あのまま終わらずに最後なんとかするところが出たので、それを札幌につなげられればなと思います。

-佐藤輝も一発

あのホームランで評価というのはしにくいかな。波ももちろんあるし、ホームラン打つバッターは三振も多いっていうのももちろんある。なにもないっていう形よりも最後出たのは評価してるけど、その前の3打席の中で、なんていうのかな、攻略の糸口っていうか、そういうところが見られればもちろん良かったと思うけど、最後のホームランだけで評価っていうのはちょっと難しいよね。

-近本の交代はアクシデントではなく、好不調を考えての交代だったのか

いやいや何もないよ、大丈夫。

-ガンケルの今後は明日以降の状態を見ながらか。

うん、まあそんなに大変な状態ではないんやけど、この時期だから、このタイミングだから、大事をとってという部分もある。そこからまたどうなるかっていうのは、今日のこの段階では見えないんで。でも投げる準備っていうのは、できるような状態じゃないかなっていうところが今のところです。

-今日はルール上、ガンケルの1枠を使えなかったのも難しかった

まあまあ、これは去年もそうやけど、今年の中では起こりうることやし。だからこそ、悠輔(大山)とかそういうところに、結果も含めて引っ張っていくというところを見せてほしかったし。まだまだ残りのシーズンの中でも、起こってほしくはないけれど、いろんな状況は考えられるんで、そこは今あるものでどう戦うかだと思うんでね。そのようにやっていきます。

-アルカンタラは今日中継ぎ陣と体を動かしていたが、配置転換か

いやいや、中継ぎに入ってないよ。

-また先発でローテーション通りまわしていくのか

まあ、先発で。

-火曜日からの札幌、仙台遠征への意気込みを

チーム状態としては、いろんなことがあるが、全員でやっていけば乗り越えられる部分がまだまだたくさんある。チームとしてしっかりやっていく。

阪神ニュース一覧はこちら―>