東北代表のTDK(秋田)は、トヨタ自動車(愛知)に0-1で惜敗。2季連続で全国出場を果たしたが全国初戦突破はならなかった。

先発の最速153キロ右腕・小木田敦也投手(22=角館)が8回を7安打6奪三振1失点。2、3回は最後の打者を三振で仕留めるなど3者凡退に抑え、力を示した。4回2死では相手の4番中村が左中間二塁打。続く5番北村に中前安打を浴びるも、北畠栞人中堅手(23=八戸学院大)の好返球でピンチを切り抜けた。味方の好守備が光り、スコアボードには7回まで0が並んだ。

0-0で迎えた8回2死。代打逢沢の高く上がった中堅へのフライに北畠が最初は後退したが、その後、懸命に前進。飛びついて捕球するも、わずかにグラブには届かず三塁打。2死三塁となり、樺沢に中前適時打を浴び1失点。最後までその1点に泣いた。

試合を振り返った佐藤康典監督は「好機に打てなかった。うちの弱さだと思う」と反省。「(11、12月に東京ドームで行われる)都市対抗に向けて、打線を整備していきたい」と意気込んだ。