巨人先発の山口俊投手(34)が、リーグ戦再開に向けて手応えをつかんだ。初回に3四死球と2安打で2失点したが、2回以降はゼロ行進。6回を103球、3安打8奪三振の2失点でまとめた。「ちょっとフォームで試していることがあったので、そのイメージで入ったんですけど、なかなかいい形で入れなかった。ただ、投げていく中で修正がきいたので、そこは後半戦に向けた1つの収穫なのかな」と振り返った。

投球フォームに関して、1つの信念がある。「毎試合毎試合、フォームは変わるものだと思っている。その中でバリエーションを多く、そして1球でも早くそれを見つけられるようにしていけば、大きく崩れることはないのかなと思いますね」。中断前の最後の登板となった7月14日のヤクルト戦では初回に4失点。2回にも修正できず、1回2/3で降板を告げられた。「そういうことがないようにしないといけないというのは改めて思いましたし、そういうところで休み期間にいろんなことに取り組んで来ました」。中断期間では、股関節や軸足に乗せる感覚を変えたり、サイドスローから投げるイメージで体を使うなど試行錯誤した。「今日はそれ(修正点)が出てくれたので、ブルペンでもやっていかないといけないな、と。見つかったのはよかったのかなと思いますね」。

収穫は新たな課題が見つかっただけではない。「5回くらいから『これかな?』というのもあった。いい感覚というのは体に残っていて、なかなかそれをやろうとしても思ったようにいかないんですけど、久しぶりにこういう期間があったので、いい時の感覚を引き出しながら。その都度その都度、マッチングしていけば安定感は増すのかな」と、新たな投球術の引き出しに手を掛けた。「まずは今日の最後の感覚を注視して調整していければと思う」。前半戦途中に米国から戻ってきた「どすこい右腕」が、グレードアップして後半戦を迎える。【浜本卓也】