阪神矢野燿大監督(52)が勝負どころの6回の攻防で要求した2つのリクエストで判定が覆った。

6回1死一、二塁の攻撃で梅野の打球を三塁手林がはじき、カバーしていた遊撃手小園がつかんで三塁へ。二塁走者が三塁でアウトの判定もリクエストでセーフとなり満塁に。代打サンズの決勝適時打につながった。2点を勝ち越したその裏の守りでは、無死一、二塁から林の二ゴロで併殺を狙ったが、一塁へヘッドスライディングした走者が早いとセーフに。ここでも、リクエストを要求。林もアウトと覆り、二-遊-一の併殺が完成した。矢野監督は「確信があるわけじゃないけど。でも俺の中では、ビデオ判定しても全然おかしくないようなタイミングに見えたんで」と会心だった。