敗れたENEOS・大久保秀昭監督(52)は「残念でした。しょうがない」と切り出した。前日、東芝に勝利。この日も勝てば、西関東一番乗りで本戦出場が決まったが、かなわなかった。

1発攻勢にやられた。先発の柏原が初回、4回とソロを浴びた。大久保監督は「警戒している打者(3番中山、6番久木田)にホームラン。打った方が見事だけど、もったいなかった」と悔やんだ。その柏原に代わり、5回からはルーキーの糸川を投入。5回、6回と3者凡退を続けると、6回には榎本がソロを放ち1点差。流れをつかみかけたが、糸川が3イニング目の7回に1点を失い、再び2点差。9回には加藤が1点を失い、突き放された。

本選出場の行方は、16日の三菱重工East-東芝戦の結果待ちとなった。三菱重工Eastが勝てば、ENEOSも本選出場となるが、東芝が勝てば、3チームが1勝1敗で並ぶため、27日からの代表決定トーナメントに持ち越される。大久保監督は「紙一重の試合をしながら、勝ったり、負けたりですね。悔しいですが、まだまだ甘いということ。やり返します」と口元を引き締めた。