11年以来10年ぶりの明治神宮大会を狙う佛教大が関大を下し、神宮まであと1勝とリーチをかけた。

3回1死満塁で主将の森本翔大内野手(4年=天理)が右前適時打を放ち先制に成功。さらに、2死満塁から押し出し四球で2点目を奪った。7回には森本にこの日2本目の適時打が生まれてリードを広げた。

先発の木村光投手(3年=奈良大付)はリズム良くアウトを積み重ねた。4回に1点を失ったのみで、8回6安打1失点と好投。9回は木下隆也投手(4年=奈良大付)が無失点で締めた。木村は「木下さんにつなぐことを目標にしていたので気持ちでいきました。点を取られた直後のピッチャーゴロのゲッツーがターニングポイントだった」と失点直後のプレーで流れを断った場面を振り返った。

田原完行監督(61)は「うちとしてはできすぎです。次は胸を借りるつもりでチャレンジャーとしていきたい」と次戦を見据えた。

この日は同大学OBで中日の大野雄大投手も見守り、試合後には「がんばっている姿を見て勇気をもらいました。できることをやれば結果はついてくる」とナインを激励したという。次戦に勝利すれば関西第1代表での神宮が決まる。