東大に投打二刀流がいた。0-3の9回2死一、二塁の好機で、代打に鈴木太陽投手(1年=国立)が立った。初球、高めのボールにフルスイング。空振りしたが、力強かった。結局、空振り三振に倒れ、最後の打者となったが、諦めない姿勢は見せた。

最速138キロ右腕で、前日の慶大戦に2番手で登板していた。この日は、代打要員としてのベンチ入りだった。「(打撃も)評価していただいています」と、普段から打撃練習も行っている。高校時代は4番でエース。通算8本塁打を残した。投手を降りた後は、三塁を守っていた。

二刀流のメリットを問われ「チームに対して、1人の枠で両方貢献できる」と答えた。エンゼルス大谷については「すごい選手。レベルが違いすぎます」と苦笑いだったが、投打でチームに貢献したい思いは変わらない。春のフレッシュトーナメントは、打者として出場。今回、初めて投打でプレーした。リーグ戦デビューへ向け、投打に磨きをかける。