日本ハム近藤健介外野手(28)が8日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億9500万円から6000万円増のチーム最高額となる2億5500万円でサインした。

更改後の会見では「今年の成績じゃ、上げづらいと思うので感謝しています」と淡々と振り返った。今季は自己最多の11本塁打を放つも、打率は2割9分8厘で4年ぶりに3割を逃した。「今年の経験を機に、来年につなげたい」と悔しさをにじませた。

来季から指揮をとる新庄BIGBOSSから「10本じゃないでしょ。30本打てる選手」と言われたことを受け「新庄さんに言われると言いづらいですけど、まずは2桁を目指していた。確かに少ないと思ったし、目指せ(オリックスの)吉田正尚なので、20本くらいは打ちたい。いや30本にしときます」と量産を誓った。

さらに、「なおかつ打率も3割2、3分はいきたいですし、打点も勝つためには必要ですし、意識することが多くて大変です」と苦笑い。BIGBOSS効果も実感しており「これまでになかった感覚というか、早くシーズン迎えたいという気持ちになっているので、新庄マジックにやられているのかな」と来季を待ち望んだ。「いち早く監督がしたい野球を体現できるようにして、個人的には3割2分、20本、100打点を目標にしたい」と力強く話した。(金額は推定)