青学大の山中稜真(りょう)外野手(4年=木更津総合)が、タイブレークに突入した10回にリーグ通算2号となる3ランを放ち勝利を決めた。山中は「(打順が)5番で長打を期待されているので、思い切り振り抜くことだけを考えていました」と喜んだ。

2-2で突入した10回。無死一、二塁から始まるタイブレークの先頭で打席が回ってきた。セオリーなら犠打だが、安藤寧則監督から「どうする?」と声を掛けられ「打っていいんですか」と返事。サインは「ヒッティング」だった。

2球目の内角チェンジアップをしっかり捉え、打球はバックスクリーン右横へ。勝ち越しの3ランとなった。安藤監督は「山中を信じてサインを出した。いい結果になって良かった。開幕戦で、やりきって結果がついてきたので、選手にとっては大きい」と話した。