3連覇に挑む国学院大が今季3戦目にして初黒星を喫した。1回に1点を先制。先発の阪口翔颯投手(2年=報徳学園)が2点目を失うと、4回からはドラフト候補の田中千晴投手(4年=浪速)を投入した。

最速153キロの注目右腕は3者連続三振でスタートを切りながら8回に3ランを浴び、勝負を決められた。鳥山泰孝監督(46)は「坂口は亜大とタイミングが合っていたので早めに(継投を)決断した。田中がいい流れをつくったが、追いついてやれなかった」と振り返った。

今季から19年秋以来の勝ち点制が復活したため、2、3戦での逆転が可能になった。同監督も「負けたあとの戦いが大事。なんとか明日、取り返したい」と話した。

▽国学院大・田中千晴投手(最速153キロ右腕は8回に3ランを浴びる)「真っすぐは自信を持って投げました。本塁打はストライクを取りに行ったカーブ。心の甘さが出ました」