阪神小野寺暖外野手(24)が代打で1号逆転満塁本塁打を放った。

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2点を追う4回1死満塁、先発斎藤友貴哉投手(27)の打順で代打として登場。2球で追い込まれたが、DeNA先発左腕坂本の144キロ内角直球を豪快なスイングでとらえると、打球は雨の中、懸命に応援する虎党が待つ左翼席へと飛び込んだ。

ベンチで虎メダルをかけられた小野寺は、手荒い祝福を受け、笑顔で雄たけびをあげた。「連日、苦しいチーム状況の中で投手陣が頑張ってくれていましたが、ベンチで何もできず歯がゆい気持ちだった。打席の中で何がなんでも食らいついてやろうという気持ちでした。チームの力になれて本当にうれしい」と熱いコメントを出した。

阪神の逆転満塁本塁打は昨年5月2日広島戦で佐藤輝が打って以来。小野寺は今季7打席目での初安打が、阪神ナインに勇気を与える大きな逆転満塁弾となった。