国学院大が終盤の逆転劇で青学大を下し、2つめの勝ち点を獲得。1部残留を決めた。

7回まで相手先発左腕の児玉悠紀投手(2年=日大三)を前に、3安打無得点に打ち取られた。3点ビハインドの8回、相手が継投に入ったところで打線が目覚めた。

無死一塁から1番の山本大輔外野手(4年=大手前高松)が左越え2ランを放つと、なおも1死一、三塁の好機をつくり、5番の伊東光亮内野手(2年=大阪桐蔭)が右越え逆転3ランを放った。伊東は「(打った球は)低めのフォークでした。大輔さん(山本)がホームランを打って、3、4番がつないでくれた。球が速い投手だったので、振りまけないようにポイントを前にして打席に入りました」と、140キロ台後半の速球を連発していた下村海翔投手(3年=九州国際大付)を攻略した。

第1試合で1位の亜大が勝利。2位の青学大がこの試合に敗れたことで、亜大の3季ぶり27度目の優勝が確定した。鳥山泰孝監督(46)は亜大の生田勉監督(55)に対し、「今回は大分開催から始まって、連盟のために尽力してくださった。敬意を表したいです。秋は必ず、やり返します」と話した。