慶大が今季6戦目にして初黒星を喫した。善波力捕手(3年=慶応)の満塁走者一掃の三塁打などで4-0とリードしながら法大の反撃に遭い、9回サヨナラ負けした。

同捕手は明大の前監督、善波達也氏(59)の長男で、今季から正捕手として活躍している。バットでは2安打3打点しながら、女房役としては9回2死満塁から左前に落ちる安打を許したことが悔やまれた。

善波は「結果的に落とされたが、(点を)取られる確率を少なくしようとベストを尽くしている。勝ち点を取ればいい。切りかえて、明日、行きたい」と言い聞かせるように話した。