新潟医療福祉大が新潟大に9-0で勝ち、3勝目を挙げて1部残留を決めた。

鵜瀬亮一監督(41)が「1部リーグで新潟同士が対戦する特別な日」と言うゲーム。ナインの誰よりも「特別な日」だった指名打者の今井颯大内野手(4年=長野日大)が5の3、3打点で活躍した。母校・長野日大高で教育実習があるため、この試合が引退試合。「最後にみんなと野球ができて良かった」と言った。

保健体育の教育実習は23日から。しかし今季最終戦の常磐大戦(14日)は出場できない。コロナ禍で2週間の待機が現地で必要なためだ。だからこそ、この日は「かなり気合が入った」。高校時代は捕手の控え。昨秋までBチームにいたが、最終学年でトップに、はい上がり、今井にとっての最終戦で爆発した。鵜瀬監督は「くさらずに、ひた向きなプレーができる選手」と、早い引退を惜しむように話した。