東京6大学春季リーグで、明大が6季ぶり41回目の優勝を目指す。14日から始まる2位慶大との首位決戦カードを前に、13日は降雨のため府中市内の室内練習場で調整を行った。

今年2月に右膝のクリーニング手術を受け、まだリーグ戦に出場していない今秋ドラフト候補の村松開人主将(4年=静岡)も、実戦形式の練習で打席に立ち、快音を響かせた。ノックも受け実戦復帰は間近だが、焦る気持ちはない。試合ではベンチから大きな声を出し、チームメートを鼓舞している。「いつも通り、自分たちの野球をすることが大事だと思っています」と話した。

慶大を倒すことで、優勝への道が開ける。前回優勝した19年春に2勝して以来、慶大戦は3分け6敗と白星から遠ざかっている。「目の前の1戦にしっかり勝ちきれるように、戦いたい」と力強く話した。

◆優勝の行方 明大が第6週(14日から)の慶大戦に勝ち点を挙げ、立大が早大戦で勝ち点を落とせば、明大の優勝が決まる。明大は現在、勝ち点3。慶大、立大、法大が勝ち点2で並ぶ。明大が勝ち点を挙げれば4、慶大は残る早大戦に勝っても勝ち点3、立大も早大戦を落とせば、残る明大戦に勝ち点を挙げても3止まり。法大も東大戦に勝ち点を挙げて3となり、明大に及ばない。