拓大が首位を走る東洋大に雪辱し、3戦目に持ち込んだ。

3回無死一塁から、9番の加藤公翔内野手（2年＝中央学院）が「真っすぐ1本で待っていた」と、狙い通りの球を左中間へ運ぶ先制の適時二塁打。さらに犠打で1死三塁とし、山嵜弘平外野手（4年＝岩倉）のスクイズで1点を追加し、この回2点を先取した。5回にも1点を挙げて試合の主導権を握り、4投手の小刻みな継投で逃げ切った。

東洋大の優勝に待ったをかけた。この試合で東洋大が勝ち、専大ー国士大戦で専大が負ければ東洋大の優勝が決まっていた。昨秋優勝の意地を見せた馬淵烈監督（32）は「勝っても負けても恥ずかしいことではない。全力で必死に戦おう、と選手たちに言ってきた。1位のチームともう1試合戦わせてもらえる。勉強をさせてもらうつもりで、明日の試合をしっかり頑張ります」と引き締めた。