法大・篠木健太郎投手(2年=木更津総合)が、1球でスタンドをざわつかせた。大学日本代表の選考合宿で紅白戦が19日、バッティングパレス相石ひらつかで行われた。白組の3番手で登板。ワインドアップから投じた初球の直球が「157」と表示された。今春リーグ戦でマークした自己最速を1キロ更新。本人は「スピードガンは見ていなかったけど、観客の方が反応してくれて、投げやすい雰囲気でした」と振り返った。結果は2イニングを被安打4の3失点だった。

スカウトのガンでも、直球は150キロ台を連発。代表が出場するハーレム・ベースボール・ウイーク(7月・オランダ)は、7イニング制で行われる。大学日本代表監督の九産大・大久保哲也監督(59)は「矢沢(宏太)、篠木は実力通りの投球だった。最少失点が大事。投手への負担が大きくなるので、多めに選出したい」と期待を寄せた。