新潟は福島に20-1の大勝で7回コールド勝ちした。今季最多得点、今季最多安打の20安打で3連勝。記録ずくめの勝利の中で、4番の小池智也外野手(23)がリーグ7人目のサイクル安打を達成した。0-1の1回裏2死三塁での左中間への逆転2ラン本塁打を皮切りに5打数5安打で7打点。「5安打は初めて。7打点も初。サイクルも初。全部初めて」と本人にとっても初尽くしの快打連発だった。

第2打席から左前打、左二塁打、左二塁打を放ち、サイクルへ王手をかけた6回裏の小池の第5打席。左中間への当たりに、無我夢中で三塁まで走った。三塁到達までサイクル達成は「分からなかった」。三塁コーチの稲葉大樹コーチ兼内野手(37)から快挙達成を教えられるまで知らなかったという。橋上秀樹監督(56)は「すべて強い打球だった。レベルの高い打者だと思う」と言った。

橋上監督が与えてくれたアドバイスで打撃を開眼させた。高い位置のテークバックを低めに置くことを指示され、ロングヒッターのポテンシャルが開花した。「(3連勝と)チームは調子いい」。打線爆発に導いた主砲は絶好調だ。