オランダで開催される第30回ハーレム・ベースボール・ウイーク(8~15日)に出場する大学日本代表が4日、神奈川・平塚市内で会見を行った。

指揮を執る九産大・大久保哲也監督(59)は「前回大会は優勝しているので、今回も優勝して、なんとか連覇を達成したい。守備力の高さ、機動力を生かした日本らしい野球をしたいです」と目標を掲げた。

前日3日のオープン戦東芝戦で、死球を受けた中大・森下翔太外野手(4年=東海大相模)についてチームは、右手首の豆状骨(とうじょうこつ)骨折で全治3カ月と診断されたと発表した。手術の必要はなく、チームドクターや中大側、家族とも相談した結果、本人の強い希望もあり、オランダに同行することとなった。大久保監督は「技術的な戦力になるのは無理ですが、1年生から代表に選ばれていろいろな経験をしている選手なので、サポートに回ってもらう。違うところで戦力として考えています」と話した。

腰の張りでオープン戦2試合を欠場した立大・山田健太主将(4年=大阪桐蔭)は、この日はキャッチボールやティー打撃など別メニューで調整。「(状態は)よくなってきている。100%の状態にして、チームの勝利に貢献したい」と話した。