最強コンビが頂点へと競い合う! ロッテ佐々木朗希投手(20)とオリックス山本由伸投手(23)が、27日まで行われた「マイナビオールスターゲーム2022」の舞台裏で、日刊スポーツにツーショットを披露した。初対談で、WBCへの思いなどを語った。ペナントは29日、ロッテ-オリックスなど6試合で後半戦が開幕する。首位から5位まで2・5差に詰まる「戦国パ」。2人が優勝争いで投げ合う可能性も十分で、その共鳴が日本球界を盛り上げる。【取材・構成=金子真仁、真柴健】

   ◇   ◇   ◇

夢対談の打診をした時だった。オリックス山本は「いいですよ、ぜひ!」と、快諾した直後に「『ろーたん』がよければ…、ですけどね!」と笑顔で後輩右腕を気遣った。

対談中、山本は何度も佐々木朗に視線をやった。ときには身ぶり手ぶりで、トークを盛り上げた。昨季沢村賞を獲得するなど、投手4冠に輝いたエース。それでも“主役”を譲る献身的な姿勢で、場を和ませた。

23歳。日頃の取材でも、決して背伸びはしない。丁寧な対応で、コメント1つ1つに意味がある。マウンドでも、プライベートでも、周囲を笑顔にする。間違いなく、主人公。二枚目なのに三枚目もできるのは、ズルい。【オリックス担当=真柴健】