DeNA平良拳太郎投手(27)が、支配下登録されることが29日、分かった。昨年6月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、リハビリに専念する方針から今季は育成選手として契約した。23日に新型コロナの陽性判定を受けて現在は隔離療養中だが、右肘は順調に回復。実戦復帰のめどが立ったことから、再び支配下契約を結ぶことが決まった。

シーズン後半戦に向け、投手陣の重要なピースになる可能性がある。今季は、新型コロナの影響による中止も含め12試合が中止。終盤は過密日程が見込まれ、ダブルヘッダーの実施も検討される。新型コロナ感染で予定より調整は遅れたが、シーズン終盤に1軍合流できれば、連投が増えることが予想される投手陣の負担を軽減させられる。

平良は、13年ドラフト5位で巨人に入団。巨人にFA移籍した山口の人的補償で17年からDeNAでプレーする。移籍後の17年から20年までに15勝をマークした。チームでは昨季、田中健、東がトミー・ジョン手術から復帰。今季、東は開幕投手を務め、田中健も中継ぎで重要な役割を任される。経験のある平良が加われば、さらに厚みも増す。

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