夏本番とともに、鉄腕が帰って来た。2軍調整が続いていた日本ハム宮西尚生投手が、1軍に合流。1点リードの6回2死走者なしから2番手で登板し、7回2死まで相手中軸を3人でピシャリと抑えた。

ベンチへ引き上げると、出迎えた新庄監督に満面の笑みで応えた。

新庄監督から「スライダーの曲がりが早い」と宿題を与えられ、5月31日広島戦(マツダ)を最後に戦列を離れた。約2カ月ぶりのマウンドに「まだ1試合なので答えは出ない」と慎重だが「ボスから言われたことを優先的にやった結果、抑えられたのでよかった」とうなずいた。

中日岩瀬に並ぶ15年連続50試合登板の日本記録が懸かる今季だが、残り50試合で現在21登板と状況は厳しい。「諦めています、正直。ペース的にも厳しいと思う」と現実を見つめつつも「悔いの残らないようにやりたい」と、前を向いた。

▽日本ハム近藤(6回に決勝の中前適時打) しっかり強い打球をセンターに打ちに行くイメージでいた。ラッキーヒットだったけど、しっかり振って行くことで生まれてくると思うのでよかった。

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