ソフトバンクが後半戦2連敗スタートだ。前半戦からは今季3度目の4連敗。首位攻防戦の第2ラウンドも敗れ、西武とはゲーム差1・5に広がり、3位オリックスも0・5差に迫ってきた。31日にも今季初めて3位転落の可能性がある。

先発大関が3回持たず4失点でKOされた。直近は5試合連続で先発投手が4失点以上。しかも5回以下しか投げられていないという惨状だ。藤本博史監督(58)も「先発ピッチャーが5回しか持たないというのは、これはちょっと考えないといけない」と渋い表情だった。大関は直球もフォークも高めに浮いた。西武打線に序盤から痛打を許して6敗目。「立ち上がりから失点してしまい、苦しい試合にしてしまった。本当に申し訳ないです。次回の登板で何とかしたい」と、左腕は唇をかんだ。

2回1/3で降板した大関からは6人の継投。嘉弥真、津森、藤井、甲斐野といった「勝利の方程式」のメンバーまで使わざる得なかった。指揮官はすでに勝負どころでの「3連投の解禁」を予告しているが、完敗だっただけに「今日は投げさせたくなかったですよ」と本音をポロリ。6連戦以上が4週連続で予定されている勝負の8月は目前。まずは7月最後の試合に勝ちきりたい。【只松憲】

▽ソフトバンク野村勇(8回に代打で右中間三塁打) 代打での出場で、とにかく積極的にスイングをと思って打席に入りました。与えられたチャンスをいかすことができて良かったです。明日はチームが勝てるように、チームの力になっていきたいです。

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