阪神が首位ヤクルトの4番村上に3打席連発を浴び、痛恨の逆転負けで今季3度目の6連勝を逃した。7月を14勝6敗で終え、貯金は1に逆戻り。ヤクルトとのゲーム差は10に広がった。

まずは両チーム無得点で迎えた4回裏、クリーンアップが右腕原から3連打で試合展開を動かした。先頭の3番近本光司外野手(27)が二遊間を破り、4番佐藤輝明内野手(23)の右前打で無死一、三塁。5番大山悠輔内野手(27)は144キロシュートを押し返し、一、二塁間を破って先制点をたたき出した。なおも無死一、三塁で6番糸原健斗内野手(29)が中犠飛。流れを一気に引き寄せた。

投手陣は先発のジョー・ガンケル投手(30)が4回2死まで完全投球。6回を3安打無四球無失点と好投した。だが、この日は自慢の中継ぎ陣がリードを守り切れなかった。2点リードの7回無死、2番手の渡辺雄大投手(30)が4番村上に左越えソロを被弾。1点リードの9回には守護神の岩崎優投手(31)が再び4番村上に同点の右越えソロを献上。土壇場でゲームを振り出しに戻され、試合は延長戦に突入した。

打線は同点の10回裏1死、代打の陽川尚将外野手(31)が左腕田口から右中間二塁打。1死二塁のサヨナラ好機をつくったが、後続が凡退した。最後は11回表2死一塁、石井大智投手(25)が決勝の左越え2ランを許して、力尽きた。

【関連記事】阪神ニュース一覧>>