阪神ドラフト1位の森木大智投手(19)が1回1安打無失点に抑えた。

2点リードの3回に3番手で登板。大学・社会人選抜の。9番・林琢真内野手(駒澤大4年)には153キロの直球で左飛に仕留めた。続く1番・蛭間拓哉外野手(早大4年)には左前打を打たれたが、落ち着いた投球。2番・丸山竜治捕手(21=ホンダ熊本)には151キロの直球で空振り三振。この日解説を務める元日本ハムの斎藤佑樹氏(34)は三振を奪った瞬間、「すごいな」と思わず口にした。最後は3番・泉口友汰内野手(23=NTT西日本)を中飛とし、テンポよく抑えた。最速は154キロで、直球の最高回転速度は2672回転だった。

「真っすぐでうまく打者を翻弄(ほんろう)できたと思います。ヒットは打たれましたが、このような舞台に選んでいただき光栄です」

チームを率いた侍ジャパン栗山英樹監督(61)の前で、将来の侍入りをアピールした。

高知高から阪神ドラフト1位で入団した森木は、3月末から2軍戦で初実戦に臨み、5月から2軍戦で先発マウンドの経験を積み始めた。ウエスタン・リーグでは7試合に先発として登板し、3勝2敗、防御率3・03の成績。7月2日の2軍オリックス戦では、初めて甲子園のマウンドを経験。6回2安打無失点、9三振の快投を見せており、1軍初昇格を目指して腕を振っている。