プロ3年目の韮沢雄也内野手(21)が4回にプロ初安打を記録した。

2死走者なしから投手大道の代打で出場。無失点投球を続ける先発京山の外角スプリットにうまくバットを合わせてゴロで三遊間を破った。5月3日巨人戦でのプロ初打席から、10打席目での初安打となった。

試合後は喜びよりも安堵(あんど)の思いが表情ににじんだ。「展開的にも無得点だったので、まず塁に出られるようにと意識していました。やっと打てたなという感じです。(記念球は)両親にあげようかなと思います」。1軍に新型コロナウイルス陽性者が出たことで巡ってきた出番。「もちろんチャンスだと思っている。必死ですね、毎日。打撃においても守備においても自分の役割をしっかりと考えて貢献できるように頑張りたいと思います」。初安打にも、表情を引き締めて球場を後にした。

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