東農大は東洋大に敗れ、開幕カードの勝ち点を落とした。今秋ドラフト候補で最速147キロ左腕・宮崎颯投手(4年=埼玉栄)は、今季初先発で0回2/3を2安打1四球2失点で降板。苦い秋の始まりとなった。

この日は140キロ台直球にスライダーを織り交ぜたが、2死一、二塁から東洋大5番花田旭外野手(1年=大阪桐蔭)に右翼線適時二塁打を許すなど2失点。宮崎は「ふがいない結果で悔しい。チームに申し訳ない」と肩を落とした。

来月20日にドラフト会議を控え、志望届も提出する予定。学生野球ラストシーズンの今季に向けては「チームを勝たせられる投手になりたいです」と、個人ではなく、チームの結果を最優先する。

▽東農大・北口正光監督(宮崎の初回での降板について)「スピードも合っていて、代えざるを得なかった。プロに行きたいという思いがあるので、引っ張ってあげたかったが…」