阪神は3連勝で単独3位に浮上した。今季限りで退任する矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

-原口には頭が下がる

もうすごいもんね。ほんとにすごい。集中力はもちろんだけど、あれだけ守ってるときもベンチ帰ってからもずっとね。何かしら力になろうとしてるので。さらに打席に入れば集中力高く、ああいうふうなこともやってくれるんじゃないかと思わせてくれる選手なんで。しぶといバッティング。最高でした。

-中野が流れを作った

そやね。先制でね。もちろん、もう1本ファインプレーされたけど、アレが抜けてたら、もっとこう、こっちのペースでいけたけど。でも、昨日に引き続いて先頭打者ホームランというのはよしっていう感じを作ってくれたと思います。

-伊藤将は序盤、調子がよかった。2桁もかかっていたがスパッと交代

そりゃそうでしょ。(伊藤)将司の10勝はオレも気にしているし。でも一番はチームの勝ちが最優先するところなので。それは仕方がないっていうか。それはオレの立場で将司の10勝も考えているけど、それを優先させる場面ではないので。あとは浜地でっていう。

-前回の登板を踏まえると良かった

まあね。打線が点を取れればもっと楽に投げられたかどうかは分からんけど、いけたと思う。もちろん、2桁かかっていたし、チームが勝ってっていうプレッシャーもあったと思うし。その中でよく投げた。逆に2桁勝てなかった悔しさというのは将司の成長につながっていければと思う。

-接戦の中でのリリーフの安定感も大きい。

いやー、みんなねえ、ケラーもねぇ、湯浅もスグル(岩崎)もホンマよく投げてくれて、スグルなんてね、最後もあの展開で中心でね、塩見も入ってっていうところでは相当なプレッシャーがあるところで、スグルに任せるしかないっていうところでね、素晴らしい投球をしてくれたんで。ホントにみんなでつないで、抑えてくれました。

-レギュラーシーズン最後の神宮だったが、またここに戻ってくる。

もちろんもちろん、そんなんねぇ、みんなオレに対していろいろメッセージ書いてくれたボードやタオルや名前も、やっぱりいつもより多くたくさん上げてくれてる、コールもしてもらって。でもこれで終わりと思ってないし、今日は今日でシーズンの中でね、ありがとうございましたっていう思いで、オレも頭下げさせてもらった。もちろんそれで終わるつもりはないんで、帰ってくればいいだけのことなんで、もう1個取るしかない。

-先に試合がある中での2勝

まあねえ、もうどっちが有利とか、どっちが不利とか、こんなとこではないかもしれないけど、やっぱりいつも以上にプレッシャーかかった中でこうやってヤクルトが優勝決まった後とはいえね、選手がこうやってやってくれたっていうのはまあまあ、俺の勝手な思いやけど、やっぱりこういうところの粘りとか成長とかチームの雰囲気とか俺の中ではそういう成長を感じるようなところなんで、もう1個でね、もちろん相手があることなんで、アレやけど、勝つしかないんで。

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