さわかみ関西独立リーグに参加し、東大阪市を拠点にする独立リーグ球団「06BULLS(ブルズ)」が、来季から冠に地域名の「大阪」をつけたカタカナ表記で「大阪ゼロロクブルズ」に改称して再出発することが10月1日、明らかになった。

現在、全国7リーグ、計31チームで活動する独立リーグだが、11年(平23)に発足した「06ブルズ」のチーム名にはフランチャイズにする所在地名がついていなかった。

この日、花園セントラルスタジアムで行われた和歌山ファイティングバーズ戦に5対10で敗れた後、主将の孫入(そんにゅう)優希内野手(27)が、チーム名変更の理由を説明した。

「ぼくたちはこれまで以上に大阪で活動しているチームをアピールしていきたいと思っています。もっと独立リーグにファンが集まって、(メディアからも)とりあげてもらえるように頑張りたいです」

今季の「06ブルズ」は01年ヤクルト時代に14勝で最多勝のタイトルを獲得した藤井秀悟氏(45)をGM補佐兼投手コーチとして招請するなどチーム強化にあたったが、シーズン3位に終わった。

さらに地域密着を強調した新生「大阪ゼロロクブルズ」で船出。試合後のセレモニーで元阪神・桜井広大監督(39)も「来年は優勝できるように頑張ります」と立て直しを宣言した。

なお4日の堺シュライクス戦(花園セントラルスタジアム・13時)が最終戦の予定になっている。【寺尾博和】