法大が接戦を制して1勝1敗とし、第3戦に持ち込んだ。

2年生投手が気迫の投球を見せた。先発の篠木健太郎投手(2年=木更津総合)は投球フォームを試合3日前に見直し、踏み出す左足の使い方を変えた。「チームも自分も苦しい状況で、どこかで扉を開けないといけない人がいて、そういう人にならないといけないと思った」と覚悟を持って臨んだマウンド。7回0/3を105球、被安打5の5奪三振、2失点にまとめた。

3-2で迎えた8回無死一、三塁のピンチからリリーフした吉鶴翔瑛投手(2年=木更津総合)は後続を左飛、三振に仕留めて2死。四球で2死満塁としたが、三塁走者のホームスチールを村上喬一朗捕手(4年=東福岡)が冷静に判断してアウトにし、しのいだ。 木更津総合出身の2年生投手コンビの力投に、加藤重雄監督(68)は「2人とも、よくしのいでくれた。期待通り、頑張ってくれた」とねぎらった。

プロ志望届を提出している捕手の村上は「今日は何があっても楽しもうと思っていた。(自分の)持ち味はムードメーカー。感情で左右されないように、心のコントロールを意識している」と話した。