国学院大が完封負けし、首位から転落した。亜大・青山美夏人投手(4年=横浜隼人)の前に散発4安打、12三振を喫してしまった。

鳥山泰孝監督(47)は「今日の重要性は分かっていました。先制点が欲しかったが、序盤のチャンスを生かせなかった。青山君のすごさです」と振り返った。

19日、青学大が駒大に敗れた場合、再び国学院大優勝の可能性が出てくる。同監督は「若いチームがここまでよくやってきたともいえる。明日は今年の集大成の試合になる。選手がどういう姿勢を見せるか」と話して引き揚げた。

◆優勝の行方 青学大が王手をかけたが、19日の2回戦で駒大に敗れ、国学院大が亜大に勝つと、再び国学院大が浮上する。両校が3回戦に勝った場合、国学院大が勝ち点4、9勝4敗、青学大は勝ち点4、8勝4敗。国学院大が上回る。中大は日大に連勝して勝ち点4、8勝4敗。国学院大と青学大が勝ち点を落とせば、逆転優勝。青学大が2勝1敗なら同率で決定戦へ。亜大は国学院大に連勝し、青学大、中大が勝ち点を落とせば可能性が残る。勝ち点3、7勝5敗。国学院大と並び青学大1勝2敗なら3校の決定戦になる。