2試合連続1番でスタメン起用された太田椋内野手(21)が、日本シリーズ史上初となる初回先頭打者初球本塁打を決めた。ヤクルト・サイスニードの145キロを捉え、バックスクリーンへ運んだ。プレーボールがかかってからスタンドインまで約10秒の「超速弾」だった。

日本シリーズでの初回先頭打者本塁打は13人14度目。球団では76、78年の福本豊以来2人目だ。「初球」を打っての先頭弾は史上初となった。

太田は「打ったのは真っすぐです。なんとかいい流れを持って来られるように、どんどん思い切って振っていこうと打席に入っていました。タイミングもしっかりと合っていましたし、いい感触で打てたと思います!」と振り返った。

26年ぶり日本一へ向け、オリックスが早々に主導権を握った。

▼オリックス太田が初回先頭打者本塁打。日本シリーズの先頭打者本塁打は19年<3>戦の亀井(巨人)以来、13人目(14本目=表6本目、裏8本)。初球を打ったのは史上初めて。オリックスの選手では78年<2>戦の福本以来、44年ぶり2人目。21歳8カ月は88年彦野(中日=24歳0カ月)を上回る最年少。先頭打者に限らず、オリックスのシリーズでは95年<5>戦のイチロー(22歳0カ月)を更新する球団最年少本塁打となった。

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