明大（東京6大学）が、顎の骨折から復帰した日置航外野手（4年＝日大三）の適時内野安打などで得点を重ね、5－1で名城大（北陸・東海3連盟）に勝利。16年以来の優勝へ王手をかけた。

　　　　◇　　　　◇　　　　◇

ケガから復帰した明大・日置が、貴重な追加点を挙げた。押しだしで1点を先制し、なおも初回1死満塁。2球目に食らいついて遊撃への内野安打とし、1点を追加。ベンチに向かって笑顔を見せた。準決勝まで無失点を誇った名城大から初回に2点を奪い「次にいい形でつなげようと思って、その結果がよかった」。

今秋リーグ戦の9月25日早大戦で、自打球があごに当たり骨折。ボルトを2本入れた。「早く復帰したかった。たくさん流動食を食べました」と体重も落とさず、チームメートもびっくりするスピード回復で2～3週間で練習に復帰。リーグ戦には間に合わなかったが、全国の舞台で貢献。16年以来の優勝へ「チームメートに感謝しながら、プレーさせていただいています。ケガをして諦めなくてよかった。最後の試合なので、自分たちらしい野球で優勝したい」と意気込んだ。