慶大・宮崎恭輔捕手(3年=国学院久我山)が、今季最後のオープン戦に「5番一塁」でスタメン出場した。

1点を追う2回、打線がつながり打者一巡の猛攻で一挙8点を挙げた。宮崎は2死二塁で、左前適時打を放ち1点を追加した。3打数2安打2打点をマークしたが「いい形で打つことはできなかったですが、結果が出たことはよかった」と話した。

今秋リーグ戦は全14試合でマスクをかぶった正捕手。堀井哲也監督(60)の発案で、7日から一塁の守備練習も始めたばかり。下級生の一塁用グラブを借りて出場し「まだ慣れていないので難しいし。不安なことばかりです」と明かした。

来年の日米大学野球選手権(7月・米国)に出場する大学代表候補のメンバーに選ばれ、3日間の強化合宿に参加した。全国から来秋ドラフト候補に挙がる捕手が集結。「たくさん意見交換して、勉強になりました」。スローイングから、ショートバウンドの処理まで、考え方について話したという。「こういう考え方もあるんだなぁと、おもしろかった」と言う。

代表入りも目標に、今オフの過ごし方について「4番の広瀬(隆太)の後を打つ打者が大事になると思うので、打撃に重きを置いて練習したい」と意気込んだ。