ロッテの高坂俊介球団社長(40)は5日、球団職員らへ向けた年頭あいさつの後にZOZOマリンスタジアムで報道陣に対応し、「常に優勝争いが出来る、しっかり勝てるチームをつくっていくことが大事。魅力あるチームになってもらうための強化、投資はしていきたい」と言及した。「短期的な収益も大切ではありますが、理念である常勝軍団になるというというのは中長期的な準備が大切。編成、戦略部門においては昨年以上の予算を組んで準備に取り組んでもらっています」。新外国人などの補強に関しては「活躍は期待している。補強はまだ終わっていない」と、今後も新戦力獲得に動いていることも明言した。

今季から指揮をとる吉井理人監督(57)にも「しっかり自分たちで自主性、主体性を持って動ける選手、チームをつくりあげてほしい」と期待を寄せた。

職員らに対しても「これまで以上に多くの人を魅了する強い球団づくり。それにはプロ野球チームとしてより良い状態が長く続く持続性、継続性が欠かせません」と伝えた。

同球団社長は、本拠ZOZOマリンスタジアムを所有する千葉市が主体となり、老朽化などの理由から、大幅改修、新設、移転などを含めた検討をしていることを明かした。同市が今年度は調査事業として動いており、スタジアム指定管理者にもなっている球団にも「具体的な相談が来ていまして、意見としてお話しさせていただいている。千葉市の動き方を見守っているというか、連携しながら進めさせていただいている」と説明した。【鎌田直秀】

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