西武源田壮亮内野手(29)が21日、埼玉・所沢にあるコミュニティ広場「すずかめ」を訪問した。子どもたちと一緒に輪投げで遊んだり、レストランごっこをしたり、キャッチボールをしたり。さらにベースボールカードやボールにサインをしてプレゼントするなど、優しくて笑顔が絶えないユニホーム姿で登場した源田は、子どもたちに大人気だった。

「みんな元気いっぱいで、楽しかったです。レストランのお客さんになるのが楽しかったですね。ここ数年、コロナ禍になってからはオフシーズンもふれあいというか、近い距離でできなかったので、今日こうして子どもたちとふれあえてすごい楽しかったです」と、笑顔で子どもたちとの交流を振り返った。

源田は昨季から、子どもたちの居場所づくりや児童養護施設などの児童福祉活動の支援を開始した。レギュラーシーズンの1軍公式戦で自身が盗塁を決めるごとに2万円を積み立て、合計金額の半分を西武が本拠地を置く埼玉県の「社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会」の「こども食堂・未来応援基金」に。残り半分は源田の出身地である大分県の「社会福祉法人大分県社会福祉協議会」に寄付する。昨季は12盗塁で合計寄付額は24万円。この日は、半分の12万円を埼玉県の「こども食堂・未来応援基金」へ寄贈した。

今季も活動を継続する予定だ。「ちょうど松井監督も今年はチームで『走る』と言われているので、もっともっと走って、みんなの力になれたらうれしいです」と、寄付額のアップにつながる盗塁数の大幅アップを見据える。

子どもたちからは「がんばってください!」と、3月に開催される第5回WBCでの活躍を期待する声も、直接かけられた。侍ジャパンの正遊撃手として臨むことが濃厚な源田は「今日ここにいた子たちを笑顔にできるように必死に頑張りたいなと思います。僕が子どもの時にWBCを見て、野球選手はかっこいいなとか、野球選手になりたいなとか、すごい夢を持ったので、今度は僕が子どもに夢を持ってもらえるような、そういう大会にしたいなと思います」と、気持ちを新たにしていた。

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