神奈川大学野球・横浜商大の守護神、徳永敦哉投手(3年=東京学館浦安)が、リーグ優勝を目標に掲げた。

オープン戦に初登板し、8回の1イニングを3者凡退に抑えた。「3連続三振は、できすぎでした」と笑顔で話した。

今年からチームの副将と、投手キャプテンに就任。「良くも悪くも影響力があると思うので、下級生に対しても自分の投球で姿勢を示すのが1番だと思っている」と明かす。

自らを「何の取りえもない投手だった」と振り返る。大きな出会いは、昨年4月から元DeNA須田幸太氏(36)がコーチに就任したことだった。ブルペンで、マウンドより手前から投げるショートスローの練習方法を学び、制球力が一気に向上した。徳永は「社会人、プロで活躍した須田さんに新しい知識をたくさん教えていただいて、自信が持てるようになりました」。昨秋から守護神を任されるようになった。

昨秋は惜しくも2位。今年は「優勝しかないと思っている。春のリーグ戦で優勝して全国(大学選手権)に出たい。そのためにも投手がカギになると思う」。責任感を胸に、マウンドで堂々と腕を振る。