東京6大学の慶大は、リーグ戦さながらの雰囲気で東都1部の中大と対戦した。8回に1点差まで追い上げ、9回も満塁のチャンスをつくったがあと1点及ばなかった。

プロ通算525本塁打の清原和博氏の長男、正吾内野手(2年=慶応)は2試合連続安打で打力アップを見せつけた。

「7番一塁」でスタメン出場。1-4の5回、先頭で「流れを変えようと思った」とカーブにうまく合わせて左前打を放った。初回には、守備でもショーバンを好ハンドリング。ベンチからは「ナイスカバー!」の声が飛んだ。

中高6年間、野球から離れていたブランクを感じさせないプレーに、堀井哲也監督(61)は「(スタメンから)外せなくなってきましたね。課題だった打撃も向上している」と笑顔で話した。

清原は「チームに求められている自分の役割を全うしたい。リーグ戦にレギュラーでスタメン出場したい」と意気込んだ。