前回覇者の米国がキューバに大勝し、2大会連続となる決勝進出を決めた。

1回に1点を先制されたものの、その裏、昨季ナ・リーグMVPの3番ポール・ゴールドシュミット一塁手(35=カージナルス)が、左翼席へ2ランを放ち、すかさず逆転に成功した。2回には、前夜の準々決勝で逆転満塁弾を放った9番トレイ・ターナー遊撃手(29=フィリーズ)が左翼2階席へソロ本塁打を放ち、リードを広げた。

3回にも、ピート・アロンゾ内野手(28=メッツ)の適時打、ティム・アンダーソン内野手(29=ホワイトソックス)の犠飛で2点を追加。4回には、4番ノーラン・アレナド内野手(31=カージナルス)の適時三塁打、暴投などで2点を奪って突き放した。

5回にも2得点。6回には、ターナーが米国代表としては06年のグリフィーJr以来2人目となる1試合2本塁打を放つなど、6回まで毎回得点の猛攻で快勝した。

4回1失点で勝利投手となった先発アダム・ウェインライト投手(41=カージナルス)は、試合後、代表としてプレーすることに「言葉では説明できない。こんな経験をしたことがない」と興奮気味に話した。

連覇まであと1勝と迫った米国は、休養日を挟み、21日(同22日)の決勝戦で「日本-メキシコ」の勝者と対戦する。(マイアミ=四竈衛)