大商大が京産大に逆転負けを喫して勝ち点を落とした。リリーフ登板したエースの上田大河投手(4年=大商大高)が逆転打を浴びた。

プロ注目のエースが自身初となる3連投のマウンドに上がった。8回に3-0から1点を返されて、なおも2死満塁。2ボールとなったところで上田にスイッチ。カウント3-1から押し出し四球を与えると、次打者に一塁手強襲の2点適時二塁打を浴びて逆転を許した。上田は本塁付近でがっくり。「自分がしっかりしないといけなかったんですけど、勝ち越しを許して何の役にも立ってない。情けなくて、チームに迷惑しかかけていない」と肩を落とした。

2日前は先発で78球を投げて6回途中4失点で負け投手。前日はピンチの場面で救援登板し、同点打を許していた。「3連投は自分自身初めてなんですけど、しんどいとか言ってられない。それなりに準備はしてきているんですけど、気持ちはいっていても、体がついてこない。思った以上に体が疲れている。こんなはずじゃないと思うんですけど」と唇をかんだ。

チームは3連覇中だが、京産大に1勝2敗で勝ち点を落とした。開幕4連勝中で首位を走る大経大との直接対決を含めて残りは2節。主将でもある右腕は「あと4連勝すれば優勝への望みがあると思う。とにかく負けないように毎日練習して、逆転して絶対に優勝できるように。優勝して全国に行けばチームの目標に近づける。とにかく負けないチームを作りたい」と前を向いた。