今秋ドラフト候補に挙がる明治安田生命の高杉勝太郎投手(23=東海大)が、先発マウンドに上がった。伸びのある真っすぐに変化球を交え、5回まで1失点。迎えた6回、「この回で降板予定だったので、少し力が入ってしまった」と、3安打に四球と暴投で2点を失った。この回限りで降板し、8安打3失点という内容だった。

それでも、投球内容を80~90点と自己採点した。「今日は完全に都市対抗予選を意識して、使える球を探したり、新しい球種を使ったり、試しの場。そこは良かったと思います」。結果よりも内容にこだわった登板。「失点した回が反省。もっと突き詰めて練習していきます」と気を引き締めた。

今年はドラフトイヤー。「プロには行きたいと思っています。でも、そこを意識し過ぎると投球がダメになる。まずは自分のやれることをしっかりやっていこうと思います」。チームは19年に出場して以来、都市対抗野球大会から遠ざかっている。高杉は「チームを勝たせるのが一番。勝利に貢献できるように頑張っていきたい」と前を向いた。