国士舘大がサヨナラ勝ちで勝ち点を獲得した。

2点ビハインドの9回、無死一、三塁から犠飛で1点差。2死二塁、主将の西浦喬太郎内野手(4年=大阪桐蔭)が右越え適時二塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。

無死一、二塁から始まる延長10回タイブレーク。長井秀夫監督(64)は「投入する予定はなかったけど、本人がいけるということだったので任せた」と前日1安打完封で勝利した中村隆一投手(4年=御殿場西)がマウンドへ。中村隆は「1点ぐらい取られても返してくれると思っていた」と仲間を信頼し気負うことなく投げた。

先頭打者はうまく相手のタイミングを外し、バント失敗を誘った。四球で満塁にするも、後続を右飛、投飛に打ち取り無失点に抑えた。チームは裏の攻撃、1死満塁から相手投手の暴投でサヨナラ勝ちした。

前日の完封勝利から2日連続の勝利投手に「やっぱり勝ち点につながる試合で勝てたのはうれしい」と話した。